トヨタ自動車は17日、コンパクト車「ヤリス」とSUV「ヤリスクロス」を一部改良して発売した。最新のディスプレーオーディオを搭載したほか、「プリクラッシュセーフティ」の検出対象範囲を交差点出会い頭時の車両や自動二輪車に広げるなど、安全機能も拡充。前面グリルの意匠も変更した。サブスクリプション(定額利用)サービス「KINTO(キント)」向けの専用グレードも新たに設定した。月販目標はヤリスが7350台、ヤリスクロスが7500台。

 キント専用の「U」グレードはソフトウエア更新による機能向上に加え、オプション品の後付けを容易にする「アップグレードレディ設計」を採り入れた。同グレードの設定は「プリウス」に続き2例目。

 旧モデルとの価格差は、ヤリスの「Z」(ハイブリッド車、二輪駆動)で14万6千円高。価格はヤリスが150万1千円から。ヤリスクロスが190万7千円(消費税込み)から。