国土交通省はダイハツ工業で認証不正があった車両について、1月中にも立ち合い試験の検証結果を公表する考えを示した。同省は12月21日からダイハツ本社の立ち入り検査を開始。不正のあった車両では、安全性の適合性などを確認する試験を実施している。すでに一部車種では試験が終了しており、順次結果を公表していく。
1月15日にはダイハツの滋賀工場(滋賀県竜王町)で、不正車種の安全性を確認する試験を報道向けに公開した。車両は小型トラック「グランマックス」で前方部分を壁に正面衝突させ、運転席や助手席の衝撃などを確認した。
グランマックスは、「オフセット前面衝突試験」と「フルラップ前面衝突試験」でエアバッグのタイマー着火といった不正加工を行っていた。