日本ガイシは12日、能登半島地震の影響で稼働を停止していた石川県内の3拠点のうち、NGKセラミックデバイス石川工場(能美市)で11日に生産を再開し、日本ガイシ石川工場(同)で12日より順次、稼働を再開したと発表した。日本ガイシ石川工場は1月下旬の全面稼働を目指す。同社グループの北陸エナジス(志賀町)は引き続き復旧に向けて準備を進める。
グループとして義援金1億円を拠出することも発表した。さらに同社労働組合が中心になって従業員から寄付を募り、寄せられた金額と同額または一定額を会社が上乗せして拠出する「マッチングギフト」も行う。
同社は「被災した拠点の生産再開に努めるとともに、地域社会の一員として、一日も早い復興に向けて取り組む」とコメントした。