レーシングカーからレストア車両、足回りの最新作まで多彩な展示でファンも注目するエンドレスアドバンス(花里亮拡社長、長野県佐久市)。先代花里功会長からバトンタッチした花里新社長のもと、“新生エンドレス”として、これまでの技術をもとにした新たな製品を発表する。

 注目の新製品は、「メイクバンプラバー」だ。走行中のタイヤのたわみに同調して、このゴムもたわむことで、サスペンションをアシストする役割にもなり、ドライビングがより安定する。複数の形があり、走りに応じて容易に変更が可能なのも特徴。既にスーパー耐久シリーズなどのレース環境でもテストを重ね、その実力は証明されている。

 そのほか、欧州市場にも対応し環境にも優しい素材で作られた「カッパーフリーの新作ブレーキパッド」、新形状の「モノブロックキャリパー」や従来よりも強固なコーティングを施した「2ピースキャリパー」などを発表し、足回りのリフレッシュ重要を狙った製品を訴求する。

 また、来場者が毎回注目する展示車両は、スズキ「フロンテクーペ」のレストア車両と、23年のS耐参戦車両のトヨタ「GR86」と「GRヤリス」、日産R35 GT-Rは、エンドレスの新作が装着されての出展だ。さらに、初の試みとしてミニバンが展示される。佐々木雅弘氏が手掛けるグロウのパーツがついた新型ベルファイヤに、同社の足回りパーツが装着された車両は注目だ。新たなエンドレスファンを獲得する意味でも大きな存在感を放つことが期待される。