エムケーカシヤマ(樫山剛士社長、長野県佐久市)が展開するハイパフォーマンス向けブレーキブランド「ウインマックス」が40周年を迎える。ブレーキパッドの印象が強い同社が、改めてブレーキ回り全体を再開発し、新しいウインマックスを表現する。

 注目の新製品は、キャリパーキットだ。前回の参考出品を改良し、オートサロンから発売を開始する。その中でも、40周年記念モデルは、日産「R35 GT-R」と、トヨタ「86」モデルがシリアルナンバー入りで各20台の限定製品だ。また、「GRヤリス」やホンダ「シビックタイプR」用とスイフト向けにもキャリパーキットが公開される。

 性能面は、昨年のスーパー耐久シリーズST-4クラスで86に装着されシリーズチャンピオンを獲得するなど、品質のレベルは高い。また、同キャリパー専用に開発されたブレーキパッドも展示される。ミニサーキット向けの「スーパースポーツ」とタイムアタックなどでの使用を想定した「レーシング」本格レース向けの「プロレーシング」の3種類を用意。新たなベース配合に新採用の各種原料を使った摩擦材とし、効力安定性、耐熱性、耐摩耗性を向上させている。

 展示車両は「R35 GT-R」と「GRヤリス」の2台。新型キャリパーの特徴を確認できるように、ホイールを外して展示する。各製品は詳細を記載したボードを用意、価格に対する製品品質の裏付けをアピールする。

 また、パーツメーカーとして40周年を迎えたウインマックスのモータースポーツ参戦の歴史や、過去のレース車両をパネルを用いて紹介する。今回は物販面にも力を入れ、スパルコとのダブルネームのウェアなどアパレル関連製品を販売するほか、SNSキャンペーンで、40周年ロゴの入った、オリジナルイラストのグッズがプレゼントされる