三菱自動車は24日、商用の軽電気自動車(EV)、「ミニキャブEV」を12月21日に発売すると発表した。車名変更とともに、電池やモーター、インバーターの刷新で航続距離を現行モデル比35%増の180キロメートル(WLTCモード)に延ばした。月販目標は500台を見込む。

 電池容量を現行比25%増の20キロワット時に増やした。駆動部品では、最大トルク195ニュートン・メートルの駆動モーターを採用し、荷物を積んだ状態の加速性能を上げたほか、インバーターと一体化して静粛性も高めた。

 このほか、衝突被害軽減ブレーキや、誤発進抑制機能などの安全装備も初採用した。最大消費電力1500ワットのアクセサリーコンセントも装備した。

 価格は、2シーターが243万1千円、4シーターが248万6千円(ともに消費税込み)。現行モデルとの価格差は4シーターが3万3千円高で、2シーターは据え置きだ。