タイでの生産開始から丸60年で600万台を達成(写真左はIMCTの山口哲社長)

 いすゞ自動車は21日、タイでの累計車両生産台数が600万台を達成したと発表した。タイではピックアップトラック「D―MAX(ディーマックス)」やピックアップパッセンジャービークル(PPV)「MU―X」などを生産してきた。

 いすゞは1963年にタイでトラックの生産委託を始め、66年に泰国いすゞ自動車(IMCT)を設立。99年の豪州向けの輸出開始をきっかけに海外への輸出も拡大した。2002年には、それまで日本で手がけていた輸出向けピックアップトラックの生産をタイに完全移管し、現在、タイはピックアップトラックのマザー工場として世界100を超える国・地域向けに年間30万台以上を生産している。