年間首位が射程に入った「N-BOX」

 2023年10月の車名別新車販売(登録車と軽自動車の合計)は、ホンダ「N―BOX(エヌボックス)」が3カ月連続の首位だった。全面改良した10月は前年同月比40・2%増の2万2943台を販売。全モデル中、唯一の2万台超えを達成し、2位の「ヤリス」(トヨタ自動車)に約7千台の差をつけた。23年の累計でも首位に立っており、新型車効果も追い風に暦年首位が射程に入った。

 日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が7日、車名別販売台数をそれぞれ発表した。2位のヤリスは同12・6%増の1万5917台。3位はダイハツ工業の「タント」で同5・4%増の1万5795台だった。

 23年上期(1~6月)時点で累計販売台数首位のエヌボックス(11万2248台)と同2位のヤリス(9万7421台)の差は約1万5千台だった。7月はヤリスが首位だったが、旧型の人気が根強かったエヌボックスが8、9月と首位を奪還。10月は新型車効果でヤリスをさらに突き放した。1~10月の累計台数はエヌボックスが前年同期比13・5%増の19万607台で、ヤリスが前年同期比13・0%増の16万3214台。その差は約2万7千台となった。

 登録車ランキングでは、トヨタ「ルーミー」が17カ月ぶりに3位に入った。5位の同「プリウス」は前年同月比約3・4倍と10月も大幅増を維持した。同6割増のホンダ「ヴェゼル」も8位に食い込んだ。

 登録車では上位10車種中、8車種が前年の販売実績を上回ったが、軽で前年実績を超えたのは5車種にとどまった。軽ではダイハツ「タフト」が約7割増、スズキ「ハスラー」も約4割増と好調だった。日産の軽電気自動車(EV)「サクラ」は同59・0%増の2990台だった。