住友ゴム工業は、輸送車両向けの市販用タイヤの一部に、無線通信技術「RFID」のタグを搭載すると発表した。同社によると、RFIDタグを搭載した市販製品は国内メーカー初だという。タグを読み取ることでタイヤの消耗度合いなどを効率的に確認できる。タイヤ管理の必要性が高い輸送事業者向けに提供することで、業務負担の軽減や安全性の向上につなげる狙い。

 RFIDタグを備えるのは、電気バス(EVバス)向けの「eエナセーブSP148」と、タクシー用全天候型タイヤ「オールシーズンマックスAS1フォータクシー」の一部。いずれも10月以降に販売する製品が対象となる。タグの搭載による価格変更は行わない。