トヨタ自動車の「クラウン」シリーズ専門店「THE CROWN」（ザ・クラウン）が神奈川県と福岡県で10月6日、開業した。店舗デザインは「和モダン」を基調とし、店内は車両展示に加えて用品展示、専用ラウンジなどを備える。先行2店舗に続き、2023年度中に愛知県、24年度中に千葉県、東京都と計5店舗の開業を予定している。
16代目のクラウンは、22年9月発売の「クロスオーバー」を皮切りに「スポーツ」「セダン」「エステート」と4つのモデルを展開する。クラウンの専門店は2モデル目となるスポーツの発表に合わせて、まず2店舗が開業する。
店舗デザインは日本の伝統に現代的な要素を融合し、「格子」や「軒」などを採り入れた。神奈川の店舗では、入口にディーラー店舗では珍しい「のれん」をかけ、店内の待合スペースは「縁側」をイメージした。店内ではクラウンの歴史を表現した展示や、専門店のみで展開するアパレルなどの「ザ・クラウンコレクション」も展示、販売する。ラウンジスペースではオーナー同士の交流をはじめ、関連イベントも順次開催していくという。
トヨタは専門店のみで購入可能な特別仕様車も用意する。第一弾は12月ごろの発売を予定している。
6日にオープンしたのは、ウエインズトヨタ神奈川（宮原漢二社長）の「ザ・クラウン横浜都筑」（横浜市都筑区）と、福岡トヨタ（金子直幹社長）の「ザ・クラウン福岡天神」（福岡市中央区）。横浜都筑は既存の新車拠点をリニューアル、福岡天神は本社の2階に開業した。
