2023年8月の国内新車販売台数(登録車と軽自動車の合計)は前年同月比17.3%増の34万342台で、12カ月連続のプラスとなった。軽販売が2カ月ぶりに前年を超え、全体を押し上げた。8月上旬には台風6号が西日本を襲い、マツダの中国地区の2工場やトヨタ自動車と日産自動車の九州の工場が稼働を止めたが、販売実績への影響は軽微だったもようだ。

日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)が9月1日に発表した登録車の新車販売台数は21万3865台(同19.4%増)と8カ月連続のプラス。22年8月の登録実績が1968年の統計開始以降で下から2番目の水準だったため、反動増が生じた。

車種別では普通乗用車が12万52台(同24.5%増)で8カ月連続のプラス。小型乗用車は5カ月連続の増加となる6万3247台(同9.2%増)だった。

全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が同日明らかにした軽の新車販売台数は12万6477台(同14.0%増)で2カ月ぶりのプラス。工場の稼働停止で7月の販売実績を落としたダイハツが約1割増に回復したことが寄与した。

車種別では乗用車が9万7238台(同21.8%増)で2カ月ぶりに前年を上回った。貨物車は2万9239台(同6.1%減)で3カ月連続のマイナスだった。