自動車ジャーナリストの吉田由美氏とまるも亜希子氏が共同主宰する「OKISHU(オキシュー)」は、2019年から、女性目線、生活者目線での交通安全応援プロジェクトを展開している。ハンドバッグや革製品ブランド、アパレルなどとコラボレーションしてグッズを開発するなど、身近なところから取り組める内容が特徴だ。
最初に取り組んだのが、運転用に適した靴を車内常備する「置きシュー(靴)」を呼び掛けるプロジェクトだ。高齢者のペダル踏み間違いによる事故が問題視されるようになる中、女性ドライバー100人を対象としたアンケート調査で75%が「ペダル操作でヒヤリとした経験がある」ことがわかった。おしゃれを優先して靴を選びがちな女性ドライバーに危険性を認識してもらい「運転する時は履き替えよう」と呼びかけた。20年には、横浜元町のキタムラの協力で置きシュー用のシューズケースを製作し販売している。
21年には〝車の靴〟でもあるタイヤに着目。空気圧や摩耗、ひび割れチェックを呼び掛けるプロジェクトを展開した。革製品ブランドのイノ・インテレッセとコラボしてキーホルダー型タイヤチェッカーを製作し、交通安全イベントに来場した女性ドライバーにプレゼントした。
22年に取り組んだのは、子どもも大人も誰にでも簡単に取り組める交通安全アクション。反射材を使用したTシャツやエコバッグ、ドライバーズトートバッグなど、好んで身に付けてもらえ、ドライブを快適にするオリジナルアイテムを製作し、販売した。
今後も身近な活動を継続していく方針だ。
(次回は7月14日付、応募受付順に掲載します)