日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)が6日発表した2023年上期(1~6月)の外国メーカー車新規登録台数は前年同期比5.4%増の12万2667台となり、2年ぶりに増加した。半期としては22年下期(22年7~12月)に続き、2期連続の前年超え。海上輸送が安定したことで車両の供給力が回復し、販売拡大につながった。ただ、国産車が先行して供給制約の緩和が進んでいるため、登録車の市場全体に占める外国メーカー車のシェアは同1.3ポイント減の7.8%になった。
価格帯別では400万円以上1千万円未満が同16.8%増の6万8504台となり、2年ぶりに前年を超えた。1千万円以上も同26.6%増の1万8590台で4年連続のプラス。一方、400万円未満は同22.8%減の2万8671台で2年連続のマイナスだった。
乗用車のブランド別では、メルセデス・ベンツが同5.1%増の2万5592台で首位だった。BMWが同18.8%増の1万6692台、フォルクスワーゲンが同14.2%減の1万2635台と続いた。
日本メーカー車を含む輸入車全体は、2年連続の減少となる同0.6%減の15万3034台だった。このうち日本メーカー車は同19.1%減の3万367台となり、2年連続で下回った。
23年6月の外国メーカー車新規登録台数は、同3.0%増の2万4533台で、9カ月連続で前年同月を上回った。