ヤマダデンキで販売する「eKクロスEV」

 日本自動車車体補修協会(JARWA、吉野一代表理事)は5日、ヤマダデンキ(上野善紀社長、群馬県高崎市)が販売する三菱自動車の電気自動車(EV)の整備をJARWAの整備工場網が担当すると発表した。実際にはJARWAとヤマダデンキが2021年から共同で構築を進めている「ヤマダ車検提携整備工場ネットワーク」が担っていく。同ネットワークは全国3千店舗体制を目指している。

 メンテナンスには両者の整備ネットワークに加えて、JARWAと整備受託管理大手のナルネットコミュニケーションズ(鈴木隆志社長、愛知県春日井市)が取り組む「マルチブランド対応が可能な全国規模のEV整備ネットワーク」も活用する。JARWAとナルネットは国内に整備拠点網を持たない新興EVメーカーなどと連携し、EVの特性に合わせたメンテナンスパックなどの開発も進めている。