日産自動車は28日、7月1日付でエグゼクティブコミッティー(執行側の最高意思決定機関)の新体制を発表した。北米や中国などの市場の責任者やグローバル商品企画部の責任者を加えるとともに、現在のメンバーの役割も変更する。27日に退任したアシュワニ・グプタ前最高執行責任者(COO)の担当領域を分散させる。
アフリカ、中東、インド、欧州、オセアニア担当のギョーム・カルティエ専務執行役員、北米担当のジェレミー・パパン専務執行役員、中国担当の山﨑庄平専務執行役員、グローバル商品企画本部などを担当するイヴァン・エスピノーサ専務執行役員がメンバーに加わる。現在のメンバーの役割も見直す。星野朝子副社長は新たにグローバルアフターセールス、坂本秀行副社長は購買、スティーブン・マー最高財務責任者(CFO)はオペレーションパフォーマンスを新たに担当する。
内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は「フラットで柔軟な経営体制を実現し、各事業地域および機能軸でのリーダーシップをさらに強化する」と人事の狙いについてコメントした。