レクサス「GX」(プロトタイプ)
レクサス「TX」(プロトタイプ)

 トヨタ自動車は8日、米国でレクサスの新型「GX」と「TX」を発表した。TXは北米専用車、GXは北米を中心に他地域に展開するが、日本での販売は「未定」としている。両車とも2023年末に発売する。

 GXは、02年に初代モデルを投入し、今回で3代目となる。「LX」と同じラダーフレーム構造のTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)プラットフォーム「GA―F」を採用し、耐久性や信頼性を高めた。パワートレインは3.5リットルV6ツインターボエンジンと、2.4リットル直列4気筒ターボハイブリッドの2種を用意する。「エレクトリック―キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム(E―KDSS)」をレクサスとして初採用し、路面追従性を向上させた。過酷なオフロード環境に耐える機能やデザインの「オーバートレイル」仕様を新設定する。生産は田原工場(愛知県田原市)で行う。

 TXは、北米で人気カテゴリーの3列シートSUVとして初投入する。全長は5メートル以上、全幅は約2メートルの大型SUVだ。パワートレインはエンジン車、ハイブリッドに加えて、新開発の3.5リットルV6プラグインハイブリッドシステムを用意する。トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナ(TMMI)で生産する。