ホンダは、3年以内にインドで同社初の電気自動車(EV)を発売すると発表した。7月に発売する新型コンパクトSUV「エレベート」にEV仕様を設定する。40年に新車販売の全てをゼロエミッション車(ZEV)にする目標の達成に向け、新興国にもEVを投入していく。

 エレベートはまず、インド国内で発売し、その後、同国から各国へ輸出するグローバルSUVの位置づけだ。

 車体サイズは全長4312×全幅1790×全高1650ミリメートルで、全長と全幅は「ヴェゼル」とほぼ同じ。全高はエレベートの方が70ミリメートル高い。ヴェゼルと比べてスクエアなデザインが特徴となっている。

 ホンダのインドでのラインアップはセダンの「シティ」と「アメイズ」で、今はSUVの設定がない。同国でも需要が高まるSUVを投入して拡販する。追ってEVも追加設定し、インドでのEV普及につなげる。