新施設の完成イメージ

 日本精工は、中国江蘇省にある中国統括本社のNSK中国社と研究開発拠点のNSK中国R&D社の施設を増築し、機能拡充すると発表した。新設する施設は2024年8月に完成予定で、従業員の増員や技術開発の現地化に向けた設備導入なども実施する。

 施設は、敷地面積が約1万2300平方メートルで、建築面積は約2万1千平方メートル。このほど行った起工式で、NSK中国社の郁国平社長は「自動車の電動化・知能化、自律走行などに関連する新技術・新製品の開発に注力する」と話した。NSK中国R&D社では中国の自動車や産業機械向け製品の開発設計や基礎研究,技術サポートなどを手がけており、今回の機能拡充で研究環境を強化する。