国土交通省は30日、日野自動車によるエンジン認証不正問題で対象となった車両の全232型式の燃費値を再測定した結果、全ての型式の燃費値が型式指定時の申請値に達していなかったと発表した。再測定後の燃費値が下がり燃費基準達成状況に変化があった型式は212型式で、車両所有者は自動車検査証(車検証)の差し替えが必要となる。

 自動車技術総合機構(木村隆秀理事長)が、約5カ月にわたって再測定を行った。再測定の結果、燃費値は下がったものの、燃費基準達成状況に変化がなかった20型式は、車検証の差し替えは必要ない。