1996年に業績不振で経営危機となったことでフォード・モーターの傘下に入ったマツダ。リストラの一環で、マツダ車の技術の象徴だったロータリーエンジン(RE)の開発凍結をフォードに命じられた◆エンジニアの一部がこの方針に反発、通常の業務の合間を縫って水面下で開発を継続した。いわゆる「闇研究」と呼ばれるものだ。こうして開発したRE搭載の試作車にレーサー…