トヨタブースを訪問した西村経産相ら

先進7カ国(G7)による気候・エネルギー・環境大臣会合内で、トヨタ自動車などの日本企業が水素やアンモニアを用いた自社技術を展示した。4月15日には西村康稔経済産業相が各国の閣僚らと一緒に展示ブースを訪れ、技術説明を受けた。

トヨタは、燃料電池車(FCV)向けで培った技術を生かして開発した「低コスト水電解装置」を展示した。再生可能エネルギーを用いることで製造工程で二酸化炭素(CO2)が発生しない「グリーン水素」を作ることができる。すでにデンソー福島(福島県田村市)に導入している。

トヨタCVカンパニーの吉田耕平水素基盤開発部長が装置の仕組みや役割を説明し、西村経産相らは興味深そうに耳を傾けていた。 

このほか、川崎重工業、つばめBHB、エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)も展示した。