プロジェクト特設サイトから

 トーヨータイヤは2022年3月、「すべてのトラック物流に携わる人へ感謝を伝えるプロジェクト」を立ち上げた。新型コロナウイルス感染症の流行拡大防止のため人流が抑制される中、物流を担うトラックは重要なインフラとして人々の生活を支え続けてきた。そうしたトラックと物流関係者の笑顔を主役とした動画を制作し、トラック物流を側面から応援するという内容だ。

 トラック物流関係者から、自慢のトラックや働く仲間の姿など、スマートフォンやカメラで撮影した動画を募集。それらをつなぎ合わせ、竹原ピストル氏が作詞・作曲した楽曲「ドライブトライブ~初代機材車、二郎号に捧ぐ~」を主題歌に、一つのムービーとして制作し、動画共有サービス「ユーチューブ」の同社のチャンネルで公開した。

 22年には66社の物流会社が参加。「社員のモチベーションが向上した」「物流業界の印象は良いとはいえない現状を変えたい」という賛同の声が集まったという。このプロジェクトは今年も継続し、山崎まさよし氏が制作するオリジナル曲に乗せて、7月上旬に公開する予定だ。

 また、コミュニティーバス専用のスタッドレスタイヤを商品化し、地域の交通課題の解消にも貢献している。コミュニティーバスは、交通ネットワークを補完する形で導入されるケースが多いが、タイヤにかかる負担の大きい使用環境であるとともに、特に積雪地域では夏と冬で交換するタイヤの管理やコストも負担になっていた。そこで同社は、通年使用を考慮して積雪路での走行性能を確保するとともに耐摩耗性を向上させた「M937」を開発した。