横浜ゴムは、米現地法人のヨコハマコーポレーションオブノースアメリカ(YCNA)が完全子会社のタイヤ卸売会社であるフレンドタイヤカンパニー(FTC)を売却すると発表した。米国全域でタイヤ小売り事業を展開するサザンタイヤマート(STM)への売却を4月1日付で合意した。売却額は公表していない。

 横浜ゴムでは「FTCの成長と発展において、大手販売会社の下でビジョンを構築することが望ましいと判断した」としている。YCNAとSTMは長年の取引実績で信頼関係を構築してきたという。横浜ゴムは売却後もFTCへのタイヤ出荷を継続し、北米事業への影響はないとしている。

 FTCはYCNAの子会社として、米国内8州9拠点で同社以外のタイヤを含めた卸売販売事業を展開している。