トヨタ自動車は30日、レクサスの電気自動車(EV)「UX300e」を一部改良して発売した。駆動用電池の容量を増やし、航続距離は従来比40%増となる512㌔㍍(WLTCモード)に伸ばした。同日からサービスを開始するレクサスEVオーナー向けの「レクサス・エレクトリファイド・プログラム(LEP)」も3年間無料で利用できる。月間販売計画は50台。

 新開発の電池パックを採用し、電池容量を従来の54・4㌔㍗時から72・8㌔㍗時に増強した。ボディーのスポット溶接打点を20点追加して車体剛性を高めるなどし、走行性能を引き上げた。スマートフォンによる施錠やEVシステムの始動などを操作するデジタルキーなどを追加して利便性を高めた。機能面では車両から住宅に電気を供給できる「V2H(ビークル・ツー・ホーム)」にも対応できるようにした。

 価格は従来型に比べて50万円高となる630万円(消費税込み)から。