全面改良したGLC

 メルセデス・ベンツ日本(MBJ、上野金太郎社長、東京都品川区)は16日、SUV「GLC」を全面改良したと発表した。まずはディーゼルエンジンのマイルドハイブリッド車(HV)を投入する。拡張現実(AR)に対応したカーナビゲーションシステムをメルセデス・ベンツのSUVで初めて採用した。同日、予約注文の受け付けを開始し、3月下旬ごろから納車を開始する。また、2023年中にプラグインハイブリッド車(PHV)も追加する予定だ。

 排気量2.0リットルの直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、燃料噴射の圧力を引き上げるなどして走行性能を高めた。HVシステムとの組み合わせにより、燃費性能は従来型比で2割改善した。また、ホイールベースを同15ミリメートル、全長も同50ミリメートル伸ばしたことで、快適性も高めた。

 初代GLCは2016年2月に発売。約7年間の累計販売台数は3万3千台を超えている。

 価格は820万円(消費税込み)。