メアリズビル工場ではHVも生産している

 ホンダは15日、米国での電気自動車(EV)生産開始に向けて生産体制を変更すると発表した。メアリズビル工場では2024年1月に2ラインある生産ラインを1ラインに集約し、余ったスペースにEVの生産設備を導入する。エンジン生産を手がけるアンナ工場では、V6エンジン用部品の一部工程をアラバマ工場に移管し、バッテリーケースなどEV用部品の生産スペースを確保する。26年頃のEV生産開始に備える。

 ホンダは、22年10月に米国でのEV生産に7億ドル(約940億円)を投じると発表。EV用プラットフォーム「ホンダe:アーキテクチャー」を採用して26年に発売するEVをオハイオ州のメアリズビル工場とイーストリバティ工場で生産する。この一環で米国工場の生産体制を見直す。

 このほか、メアリズビル工場で生産する「アコード」を25年にインディアナ工場に移管することや、ジョージア州の変速機工場に日立アステモと連携して電動アクスルの生産ラインを設置することも発表した。