日本の宇宙開発の将来を担っていた次世代ロケット「H3」の初号機が、発射間もなく散った。2段目エンジンの点火が確認できず、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「指令破壊」を決断。爆破された機体はフィリピン沖に沈んだ◆H3は現行の「H2A」に比べ、打ち上げコストを約半分の50億円程度にすることを目指してきた。専用品をあまり使わず、自動車部品なども多用し…