ホンダは、「シビック」の受注を停止したと発表した。慢性的な半導体不足で車両供給が遅れているため。3月6日時点の納期はガソリン車、ハイブリッド車(HV)ともに1年程度という。注文再開の時期は未定としている。

ホンダは、すでに高性能モデル「シビックタイプR」の受注を1月に停止している。今回の標準モデルの受注停止により、国内市場向けシビックは全モデルの受注を停止することになる。

国内市場向けの現行シビックは、埼玉製作所の寄居工場で生産しており、2021年9月にハッチバックモデルに絞って発売した。1.5リットルターボエンジンを搭載し、CVTと6速MTを設定。月間販売目標は1000台に設定していた。

22年7月には、2.0リットルエンジンとハイブリッドユニットを組み合わせたHV「e:HEV」を追加。さらに22年9月には2.0リットルターボエンジンを搭載した高性能モデルのタイプRを追加した。