サウジアラビア国営の石油会社であるサウジアラムコは2日、ルノーと吉利控股集団(ジーリーホールディングス)が立ち上げる内燃機関の合弁会社に出資すると発表した。出資額は非公表。アラムコは出資を通じ、合成燃料の適用や次世代水素技術の研究開発を支援するという。

 アラムコが新会社の少数株主となる意向書を締結した。新会社「ホース(仮称)」は、ルノーと吉利が同額を出資し、内燃機関や変速機を開発、生産する。世界に17工場や5つの研究開発拠点を抱え、従業員は約1万9千人になる見込み。世界約130カ国に内燃機関やユニットなどを供給する役割を担う。日産自動車は出資しない。