プレスカンファレンスで披露したコンセプトモデルとオリバー・ハイルマー氏

 ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、長谷川正敏社長、東京都港区)は2日、「ミニ」ブランド初となるクロスオーバータイプの電気自動車(EV)のコンセプトモデルを日本初公開した。3~5日に都内で開く「ミニエレクトリックフューチャー」で一般公開する。

 3月2日の「ミニの日」に合わせ、「ミニコンセプトエースマン」を披露した。欧州では昨年7月に発表しており、ミニブランドの完全電動化をけん引するモデルになっている。車内にはニット素材を用いたダッシュボードに画像が浮かび上がる仕組みを採用し、さまざまなドライブの場面に合わせた世界観を演出できる。また、丸形の有機ELディスプレーで車両の全機能を操作可能となっている。

 独BMWでミニのデザイン部門責任者を務めるオリバー・ハイルマー氏は「2023年末には(ミニの)次世代モデルのコンセプトを紹介したい」と、今後の見通しを示した。