日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が発表した1月の中古車登録・届け出台数は、前年同月比3・1%減の43万7253台で20カ月連続のマイナスとなった。減少幅は前月に比べて3・1㌽縮小し、3カ月連続で改善した。

 自販連がまとめた1月の中古車登録台数は前年同月比5・0%減の23万3192台で20カ月連続の前年割れとなった。減少幅は前月比3・1㌽改善した。このうち、乗用車は同4・9%減の20万5418台で20カ月連続のマイナス。普通乗用車は同3・7%減の12万83台、小型乗用車が同6・6%減の8万5335台だった。貨物車は同5・8%減の2万2897台で14カ月連続の減少、バスは同5・2%増の563台で3カ月ぶりに増加に転じた。

 全軽自協が公表した1月の軽中古車販売台数は同0・8%減の20万4061台で19カ月連続のマイナスだった。増減幅は2・9㌽改善した。乗用車は同1・1%減の16万3861台と19カ月連続で減少、貨物車は同0・1%増の4万200台で、5カ月ぶりに増加した。

 マイナスが続く中古車販売だが、登録車と軽ともにマイナス幅は縮小している。一方、新車販売台数は回復の基調が明確となり中古車流通量も増えてきた。最需要期を迎える3月を控え、中古車市場も回復基調が見えそうだ。