自動車メーカー9社の2022年4~12月期業績が出そろった。原材料やエネルギー、物流費の高騰が重しとなったものの、昨年後半まで続いた円安の効果に加え、インセンティブ(販売奨励金)の抑制や値上げなどによる販売の「質的改善」で、9社合計の営業利益は前年同期比で4・5%増えた。しかし、半導体不足が収束せず、生産・販売計画を下方修正するメーカーも相次ぐ。…