ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、長谷川正敏社長、東京都港区)は、高性能シリーズ「M」専用モデルとしてSUVタイプのプラグインハイブリッド車(PHV)「XM」を発売した。サーキットでの走行を可能としたMハイパフォーマンスモデルに位置付ける。納車開始は4月を予定する。

排気量4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジンに、8段自動変速機(AT)と、容量29.5キロワット時の駆動用リチウムイオン電池を組み合わせ、システム総合では最高出力480キロワット、最大トルク800ニュートンメートルを発生する。モーターのみでの航続距離は90キロメートル(数値はいずれも欧州仕様値)。

Mモデル専用の四輪輪駆動システム「M xDrive」を採用したほか、回頭性と俊敏なレーンチェンジを可能とするMモデル初の「インテグラル・アクティブ・ステアリング」、直進走行時の快適性を向上する「アクティブ・ロール・スタビライザー」を搭載。サーキット走行を想定し、最高速度を時速270キロメートルに高める「Mドライバーズ・パッケ ージ」も標準装備した。

ボディサイズは、全長5110ミリメートル、全幅2005ミリメートル、全高1755ミリメートル、ホイールベース3105ミリメートル。車両重量は2710キログラム。

価格は2130万円(消費税込み)。