ボルトに著しいさびや汚れが付着(写真は事故車両におけるタイヤ脱着作業時の不適切な点検・清掃事例、国交省提供)

大型車などの車輪脱落事故を防ぐには、日常点検が極めて重要であることが国土交通省の調査で改めて浮き彫りになった。劣化・損傷したボルトやナット類を使い続けたり、不適切な脱着作業をしたことが事故要因の大半を占める。保守管理に対する事業者の社内体制や作業者の意識が改めて問われている。国交省は関係団体や自動車メーカーと連携し、啓発や指導を強化するなどの事故…