愛知製鋼は6日、2月契約分から特殊鋼鋼材とステンレス鋼材を値上げすると発表した。特殊鋼鋼材(構造用鋼、ばね鋼、軸受鋼、工具鋼)では1トンあたり1万円、ステンレス鋼材(形鋼・丸棒)でニッケル系は10%程度、モリブデン系は20%程度、クロム系は5%程度、それぞれ値上げする。

 昨年6月にも値上げしたが、その後もエネルギーコストや購入資材等の上昇に歯止めがかからず、再値上げに踏み切る。「今後の原材料・エネルギー価格や購入資材等の動向しだいでは、さらなる価格改定も検討する」(同社)という。