スズキと豊田通商は1月31日、豊田通商のガーナ工場でスズキ「スイフト」の生産を開始したと発表した。溶接・塗装済みのボディーを輸入し、主要構成部品をボディーやシャシーに組み付ける方式「セミノックダウン」で生産する。豊田通商がアフリカでスズキの車両を生産するのは今回が初めて。トヨタ自動車とスズキが2019年3月に発表した協業強化の一環として、22年9月にスイフトの生産を開始した。

 ガーナ工場の年間生産能力は1700台で、21年6月に生産を開始した「ハイラックス」とスイフトを混流生産する。豊田通商は、19年1月にトヨタからアフリカでの営業業務を全面移管を受けており、ガーナのほか、エジプトやケニア、ルワンダで車両を生産している。