マツダは、コンパクト車「マツダ2」を大幅改良して3月下旬に発売すると発表した。メーカーオプションとして初めてフィルム仕様の2トーンカラーを採用。パーツの組み合わせで198通りのカラーバリエーションを選択できるようにした新グレード「BD」も設定した。「Z世代」と呼ばれる、自分らしさを重視し環境意識も高い若年層をターゲットに拡販する。月販計画は3500台。

 BDグレードは車体色やインパネ、ルーフ、ホイールキャップなどにさまざまなカラーを用意。ユーザーの好みに合わせた彩りのマツダ2を購入できる。開発責任者の水口浩司主査は「マツダ2は同カテゴリーの他社製品よりも敷居が高く、若い年齢層の顧客の割合が低かった」としており、BDで若いユーザーを開拓する狙い。

 また、従来、塗装していた2トーンカラーのルーフをフィルムの貼付に切り替えたことで、二酸化炭素(CO2)や揮発性有機化合物(VOC)を削減する。

 価格は152万9千円(消費税込み)から。