2022年は中国のロックダウン(都市封鎖)の影響を大きく受けた曙ブレーキ工業。宮地康弘(みやじ・やすひろ)社長は23年も中国情勢を懸念する一方で、サプライチェーン(供給網)の〝地産地消化〟によるリスク回避を探る。電気自動車(EV)向け高性能ブレーキの開発や、工場集約によるコスト削減では成果も出ている。事業環境の先行きは不透明だが、経営再建のスピー…