豊田合成とスポーツ用品メーカーのアシックスは、エアバッグ生地の端材を活用したスニーカーを共同で企画した。1月26日からアシックスの直営店やオンラインストア、スニーカーセレクトショップなどで順次販売する。

今回企画したスニーカーは、トレイルランニング用シューズ「GEL-SONOMA」とクロスカントリー用シューズ「15-50」の要素を取り入れたモデル「GEL-SONOMA 15-50」をベースとした。

エアバッグのナイロン素材は、強度としなやかさを両立しながら耐久性も高いことから、スニーカーのアッパー(甲被 )の主要部分に採用した。製造時にエアバッグに施す赤いステッチやナンバリングをデザインにそのまま反映したほか、ベロ部は膨らんだエアバッグをイメージするなど、デザインにもこだわった。

メーカー希望小売価格は、1万6500円(消費税込み)。

豊田合成は、エアバッグ生地やハンドルの本革の端材を活用した各種商品をエコブランド「Re-S(リーズ)」として展開している。

両社は、今後も豊田合成の端材を活用した商品企画を共同で進めていく。