日本の道路政策は毀誉褒貶(きよほうへん)の歴史だったと思う。戦後の荒廃、財政難の中、わずか半世紀で立派な道路網をつくり上げたことは評価できる◆ただ、財源と言えば、一般道路は自動車ユーザーから徴収する税金、高速道路も自動車ユーザーから徴収する利用料だ。つまり、どちらも自動車ユーザーが負担したと言える◆高度経済成長時にはモータリゼーション(自動車の大…