三菱自動車は1月13日、東京オートサロン2023で5月に発売する軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を初公開し、同日から予約注文を開始したと発表した。「デリカ」らしい力強いデザインを採用するとともに、四輪駆動車には未舗装路を走行する際の安定性を高める専用チューニングサスペンションを採用した。価格は約180万円~約225万円(消費税込み)を予定する。

デリカミニは、「eKクロススペース」をベースに大幅改良して投入する新型車。同社の主力車種の1つでオフロードイメージの強い「デリカ」の名称を使い、デリカをイメージした外装を採用してアウトドア志向のユーザーを取り込む狙いだ。デリカミニの投入に合わせてeKクロススペースの生産は3月末までに終了する。

外観では、フロントに同社のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」と、半円形のLEDポジションランプを内蔵したヘッドライトを組み合わせた。フロントバンパーとテーゲルゲートガーニッシュには「DELICA」のロゴをあしらう。また、前後バンパー下部をスキッドプレート形状とし、デリカらしさを表現する。

デリカミニの開発を担当した藤井康輔チーフプロダクトスペシャリストはプレスカンファレンスで「移動範囲を広げたり、ワクワク感を高めたりする車になる」と述べ、デリカミニを紹介。「デリカD:5同様にカスタマイズする楽しさもある車にしたい」と述べた。