講師派遣の模様
日本自動車教育振興財団（ＪＡＥＦ、内山田竹志理事長）は、高等学校の学習支援として「令和５年度『環境技術・交通技術』『交通安全』に関する講師派遣」の募集を開始した。生徒や教員向けの研修会に無料で自動車メーカー、自動車販売会社、自動車関係団体の専門家を講師として派遣し、環境対応や自動運転の取り組みなど自動車業界の最新動向を講演する。２０２２年度から高校のカリキュラムに取り入れられた「総合的な探究の時間」での学習などに役立ててもらいたいとする。
講演のうち環境技術では「地球温暖化防止と自動車技術」をテーマに電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車など次世代自動車の普及に必要なインフラや、これらの車両が災害時の非常用電源に活用可能なことを解説する。
交通技術では「交通技術と社会のあり方」を主テーマとし、「自動運転技術が拓く未来と人との協調」「自動運転と倫理法律問題」の２件の研修メニューを設定した。
交通安全では「ドライバー・自転車・歩行者から見た交通安全」「『自転車』を取り巻くリスクと損害保険の役割」「二輪車の交通安全（バイク）～高校生のためのＳａｆｅｔｙ Ｒｉｄｉｎｇ～」など５件のメニューを用意した。
派遣は２３年４月３日から２４年３月２９日に実施。申し込みは２３年１２月１日までＪＡＥＦの専用サイト（ｈｔｔｐ：／／ｊａｅｆ．ｏｒ．ｊｐ／５－ｋｏｕｓｈｉ－Ｒ４１２２２／ｋｏｕｓｈｉ．ｈｔｍ）で受け付ける。
合わせて今年３月には「自動車技術」の講師派遣も募集を開始する予定だ。
