EV戦略の基本ラインは変えていないというが…

トヨタ自動車が直面する最大の課題は、旺盛な新車需要に対して挽回生産が進んでいないことだ。半導体不足の影響が想定以上で、今期の生産台数見通しも下方修正を余儀なくされた。ただ、修正後の920万台も過去最高の水準であり、サプライチェーン(供給網)をつなぎ、1台でも多く生産台数を上乗せするために知恵を絞っている。挽回生産に向け、トヨタは昨年の当初、仕入れ…