屋内のイベント会場に多くの来場者を集めた「初ホンダ2023」
開場を待つ行列。親子連れの姿も目立った

新車、中古車販売の初売り商戦が始まった。1月2日には札幌市のホンダカーズ札幌中央(HC札幌中央、髙田靖久社長、札幌市白石区)が毎年恒例の「初ホンダ2023」をアクセスサッポロで開催。開場前の入り口におよそ150人が並ぶなど、3日間開催(2~4日)の店舗外イベントで幸先の良いスタートを切った。

新車の長納期化で多くの受注残を抱えているものの、新車ディーラー各社は年間最大の商戦期である年度末に向けて受注獲得活動を活発化している。屋内イベント会場で実施するHC札幌中央の初ホンダ2023では、屋内展示場に新車30台のほか、中古車約140台を展示。オープンととともに早速商談に進む姿もあるなど、会場は活気づいた。とくに4月発売予定の新型SUV「ZR-V」への関心が高く、展示車の周りには多くの来場者が集まっていた。

このイベントもここ数年はコロナ禍の影響で子ども向けイベントなどを取り止めていたが、今年は3年ぶりにキャラクターショーを企画。会場入り口で検温や消毒など感染防止対策を徹底して実施し、多くの子連れ客などでにぎわった。このほか射的や輪投げなどの縁日コーナーなども用意し、既納客から新規客まで幅広い客層を集めていた。

正月三が日の初売りイベントは全国的に店舗以外でのイベントも多く、例年、ショッピングモールなどで新規客の獲得を目指すディーラーが少なくない。店頭での初売りは、スズキ系ディーラーの一部が2、3日から実施。ダイハツ系ディーラーは恒例の「大初夢フェア」を4日からスタートする。他の銘柄でも今年最初の週末に向けて順次初売り企画を展開していく見通しだ。