リサイクル部品の在庫が大幅に増えることが期待される

 2023年の自動車リサイクル業界では〝オールジャパン構想〟の具体化が進みそうだ。関連団体がそれぞれ持つリサイクル部品の在庫共有システムについて、今春をめどに相互接続する試みで、リサイクル部品の在庫点数が大幅に増えることが見込まれる。新品部品よりも二酸化炭素(CO2)排出量を抑えられるリサイクル部品の活用拡大で、環境負荷の軽減に貢献していく考えだ。

 システムの相互接続は、日本自動車リサイクル部品協議会(佐藤幸雄代表理事)に加盟する各団体の間で実施される予定。整備事業者がリサイクル部品を探しやすくなるため、需要の取りこぼしを抑える効果もありそうだ。