フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、マティアス・シェーパース社長、愛知県豊橋市)は、フォルクスワーゲンブランドの電気自動車(EV)「ID.4」の2023年モデルの先行受注を開始したと発表した。ID.4は今年11月に国内発売。導入時に設定した特別仕様車よりも航続距離を延長し、価格を引き上げる。

 23年モデルは、来年の第2四半期(4~6月)以降に発売する計画で、2種類のグレードを用意する。航続距離は「ライト」が435㌔㍍、「プロ」が618㌔㍍(WLTCモード)。特別仕様車「ローンチエディション」の同一グレードに比べ、それぞれ47㌔㍍、57㌔㍍延長した。駆動用電池の容量は従来と同様だが、制御にかかわるハードウエアやソフトウエアを改良することで実現した。

 価格はライトが特別仕様車比で14万3千円高の514万2千円、プロが同12万3千円高の648万8千円(消費税込み)。