日産自動車は20日、オンデマンド配車サービス「なみえスマートモビリティ」の運賃を来年1月から有償化すると発表した。利用者や地域の受容性を検証し、人口密度の低い地域における持続可能なモビリティサービスの事業化につなげる。

 なみえスマートモビリティは昨年11月に開始した。福島県浪江町内に約120カ所の停留所を設置し、車両は「キャラバン」など3台を用意。スマートフォンなどで予約の上、利用する。運賃は町の中心からの距離に基づくゾーン制で、ゾーン1内の発着の場合、大人1人当たり200円。小学生以下は無料だ。