「IONIQ5(アイオニック ファイブ)」

 ヒョンデモビリティジャパン(趙源祥社長、横浜市西区)は、直営のカーシェアリングサービス「モーシャン」を開始したと発表した。通常の移動用途だけでなく、リモートワークなどで車内を活用したいユーザーを対象に「空間プラン」も設定した。入会金や月額料金は不要で、利用時間に応じて課金する。7月に開設した直営拠点「ヒョンデカスタマーエクスペリエンスセンター(CXC)横浜」を皮切りに、今後、貸し出し拠点を全国に順次増やす。

 同社のカーシェアは、スマートフォンのアプリを通じて利用できる。アウトドア向けのキャンピングパッケージなども用意する方針。今後は法人向けサービス「モーシャンビズ」も提供する計画。社員やモーシャン会員を対象に、業務時間外の社用車利用を可能とすることで、導入企業の負担軽減につなげる。

 新車販売をオンラインに一本化している同社は、DeNA SOMPOモビリティ(DSM、馬場光社長、東京都渋谷区)と協業し、DSMのカーシェアを通じてユーザーに試乗機会を提供している。新たに自社でもカーシェアに乗り出すことで、一層のブランド浸透につなげる狙いだ。