ホンダは、2024年からの7年間で123ギガワット時分の電気自動車(EV)用電池を調達する契約を中国の寧德時代新能源科技(CATL)と結んだと発表した。EV1台の電池搭載量を70キロワット時とすると176万台分に相当する。投資額は非公表。電池の争奪戦が激化する中、CATLと長期契約を結び、電池の安定調達につなげる。

 11月にホンダと東風汽車、広州汽車が設立した電池調達会社の衆鋭北京貿易服務がCATLから電池を調達する。CATLは江西省の宜春市に建設中の新工場から電池を供給する見通し。ホンダは27年までにEV専用の商品群「e:Nシリーズ」を中国に10車種投入する方針で、これらの車両にCATL製電池を使う。