日本自動車輸入組合(JAIA、クリスチャン・ヴィードマン理事長)が6日発表した2022年11月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比28.8%増の2万2647台で2カ月連続の増加となった。新車生産のひっ迫に伴う販売への影響が顕在化した前年同月からの反動で大幅増となった。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアも10.2%で11月としては統計開始以来最高となるなど、外国メーカー車の回復基調が鮮明となった。

 ブランド別ではメルセデス・ベンツが同75.8%増の5700台で首位、BMWが同18.5%増の2913台で2位、フォルクスワーゲンが同17.9%増の2802台で3位と、上位ブランドが好調に推移し全体の実績を押し上げた。ルノー、シトロエン、DS、アストンマーチンの4ブランドが11月としての最多台数を更新した。

 外国メーカー乗用車の価格帯別では、1千万円以上が同36.4%増の3130台で3カ月連続の増加、400万円以上1千万円未満が同53.0%増の1万2951台で4カ月連続の増加となった。400万円未満は同9.0%減の5485台と16カ月連続で減少した。

 輸入車全体では同23.3%増の2万8305台で2カ月連続の増加となり、このうち国内メーカーの海外生産車は同5.3%増の5658台だった。